ホームページ制作の段階で構造化データをどう設計するか

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シリーズ1本目では、「実務でよく使う構造化データ」を整理しました。
2本目では、「構造化データを入れても効果が出ない理由」を解説しましたね。

シリーズ3本目となる今回のテーマは、Web制作の段階で構造化データをどう設計するかです。
構造化データは、ただ入れれば効果が出るものではありません。
制作の段階から考え、ページやコンテンツに合わせて設計することが大切です。
この記事では、制作フローの視点から設計手順を整理し、制作時に押さえておきたいポイントを紹介します。

1.ページの役割を整理する

制作の最初の段階で行うのは、ページごとの役割を明確にすることです。
・企業概要ページ
・サービス紹介ページ
・お知らせ・ブログページ
・FAQページ
・商品ページ(ECの場合)


それぞれのページに、どんな情報を伝えるか、ユーザーにどんな行動を促したいかを整理します。
ここで役割が整理されていないと、構造化データを入れても効果は限定的です。

2.必要な構造化データを選ぶ

役割が明確になったら、次にページごとに必要な構造化データを選びます。
・企業情報や店舗情報 → Organization / LocalBusiness
・階層があるページ → BreadcrumbList
・記事やお知らせ → Article / BlogPosting
・FAQ → FAQPage
・商品・サービス → Product / Service


制作現場では、「全部入れる」のではなく、ページの役割に合ったものだけを入れるのが基本です。

3.CMSや制作環境に合わせて実装方法を決める

構造化データの実装方法には以下があります。
・JSON-LD(推奨・Google公式)
・Microdata
・RDFa


多くの制作現場では、JSON-LDが選ばれます。
またCMS(WordPress、Shopifyなど)を使う場合、
・プラグインやテーマで自動生成する
・カスタマイズしてページごとに出力する


といった実装方法を制作段階で決めておくとスムーズです。

4.デザイン・コンテンツとの整合性を確認する

構造化データを設計する際には、デザインやコンテンツとの整合性も重要です。
・FAQPageなら、ページに実際のQ&Aがあるか
・Productなら、価格や仕様が正しく表示されているか
・Articleなら、著者や日付情報が明示されているか


制作フローの早い段階でチェックすると、後から修正する手間を大幅に減らせます。

5.検証とレビュー

構造化データを実装したら、必ず検証ツールで確認します。
・Google 構造化データテストツール
・リッチリザルト テスト


でエラーや警告がないかチェックします。

また、制作チーム内でのレビューも重要です。
制作側と運用側で認識を合わせることで、後から「思ったように表示されない」といったトラブルを防げます。

6.更新フローを考える

ホームページは一度作ったら終わりではありません。
・記事やブログの追加
・FAQの更新
・商品情報の変更


これらの更新時に、構造化データも正しく更新する仕組みを作っておくと、長期的に効果を維持できます。
制作段階で更新フローまで設計すると、運用負荷を減らしつつ正確な情報提供が可能です。

まとめ:構造化データは「制作設計の一部」

構造化データは、
・SEOの魔法ではなく
・表示保証の仕組みでもなく
制作の段階から設計することで意味を持つ情報
です。

制作フローの中で
1.ページの役割を整理
2.必要なデータを選定
3.実装方法を決める
4.コンテンツと整合性を確認
5.検証とレビュー
6.更新フローを設計


この順で設計すれば、「入れたけど効果が出ない」という問題を避けられます。

構造化データは、ホームページ制作の設計力を示す指標とも言えます。

次回予告

シリーズ最終回は、
「ホームページ制作での構造化データチェックリスト&社内備忘録」を作り、日常の制作・運用で活用できる形にまとめます。
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