送料無料が魅力になる場合とならない場合

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「送料無料」と聞くとなんだか得した気分になりますよね。
よくある場合だと、1万円以上とか一定の金額以上のお買い物をすることで、送料を無料にしてもらえる場合が多いのではないでしょうか。
今すぐ必要ではないけれど消耗品だし・・・どうせいつか買う物だし・・・ついでにアレも買って送料を無料にしちゃおう!とか思って、つい買い過ぎちゃう事もあります。

送料が無料になるというのはとても魅力的ですね。
商品代金はどのショップでも同じ場合、どこで買うかを決める要因の一つになるのではないでしょうか。
もちろん、支払い方法で希望する物があるという事も選ぶポイントですね。

消費者からすれば、送料が無料になるのはとてもうれしい事ですし、今や多くの通販サイトで取り入れられているので、送料は無料で当たり前というような風潮もあるのかもしれません。
ですが運営側・・・お店の方はどうでしょうか。

商品を届けるのは無償で働くボランティアの方々ではありません。
運搬にはトラックが使われますし、当然ドライバーや燃料代が必要です。あとは梱包する作業や、使われる梱包材・・・段ボールやあのプチプチ・・・気泡緩衝材も必要ですね。
気泡緩衝材は扱うお店によって「エアーキャップ・ミナパック・キャプロン・エコロガード・エアセルマット・サンマット」といった名前がついているんですよ?っと話がそれました。

こうした費用はどこかで必ず支払わなければなりません。
なので消費者へ送料を無料にするという事は、お店が負担するという事になりますね。

小さな製品の場合はまだいいかもしれません。ですが大型の商品はどうでしょうか。
例えば絵画や美術品、家具などの場合は、搬送中にキズが付いたり破損してしまう事はあってはならない事です。
こういった場合は特に搬送にも気を配りますし、もしかしたら多くの費用が必要となるかもしれませんね。

こうした時、送料を無料にしないと売れないから・・・と思って送料を無料にして、売れても売れてもなかなか利益につながらないと困っている方もいるかもしれませんね。
ですがこの「送料無料」が魅力で購入に至る場合と、そうでない場合があるのはご存知でしょうか?

そもそも、どのお店でも買う事が出来る商品の場合は価格帯にはあまり差がありません。
どこで買っても価格がそれほど変わらない場合、送料が無料になるかどうかがお店を選ぶ時にチェックする部分でしょう。

ですが家電などの場合はどうでしょうか。
エアコンやガスコンロ、給湯器などの家電もネット通販で買う事ができますが、買っただけでは使えませんね。もちろん取付工事が必要になってきます。
送料が無料でも、取付工事は別途有料になっている場合がほとんどなので、送料が無料になるという一点だけではあまり魅力的ではありませんね。
もちろん商品のサイズや重量といった理由から送料が多くかかる商品なので、それが無料になればとても助かりますが、その分お店側の負担も大きくなってしまいがちです。
もし取り付けは自社や、自社のグループでできる場合、送料は頂いて、取り付け費用は他よりも少し安く抑える。というのもいい方法なのかもしれません。
全国配送は止めて、対応地域を限定して販売・設置を行うというのもいいかもしれませんね。

また、絵画や一点物の家具を販売している場合、送料が無料になる事よりもキズや破損がなくきちんと届くだろうか?という部分が気になります。
また貴重な品や、大きな物である場合が多いので、届くときには在宅していたいと思うものです。なので希望する日時に配送してもらえるだろうか?という部分もお店選びのポイントになるでしょう。

「無料」という言葉が逆にマイナスに捉えられる場合もあるかもしれませんね。
イメージでしかありませんが、通常は料金が発生するはずのものに対して、無料になると聞くと、雑になるのではないか?とか梱包が安くなっているのではないか?といったイメージを持たれる場合もあります。
絵画や一点物の家具をを購入する方はお金にある程度余裕が場合が多いと思います。
なので送料が多少かかっても、安心して届けてもらえる、満足できるという部分にお店選びの比重が大きくなるでしょう。

どんな方に向けた商品なのか?買う方はどういった方なのか?というユーザーを想定すると、送料以外でもサービスできる部分はたくさん見つかります。
もちろん、商品代金と送料、手数料などの費用が掛かるので、送料が無料になって「合計金額が安くなった!」「トクした!」という満足感を得られるので、送料無料はわかりやすいディスカウントですね。
ですが物によっては「送料無料」よりも「手数料が無料」とか「設置工事費が安い」とかそういう部分の比重が大きくなる場合もあります。

どういったサービスを展開すれば満足してもらえるのか?リピート購入につながるのかは、扱う商品や、販売対象となる方によって異なります。
どこも送料を無料にしているからウチも!と安易に考えるのは危険です。
確かにわかりやすいサービスポイントですが、どこでもやっているサービスであれば、それほど大きな魅力にはならないでしょう。
他がやっていない部分で差をつける為にも、どうしたら満足してもらえるのか?選んでもらえるのかを考えて、サービス展開を考えていきましょう。

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