Googleしごと検索へ掲載する構造化データのマークアップ

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Googleしごと検索へ掲載する方法について

Googleしごと検索へこのWEBサイト内の求人情報を掲載してみました。
掲載するにはいくつか方法があって、
1.自社サイトへ構造化データのマークアッを行う
2.Googleしごと検索に対応したシステムを導入する
3.Googleしごと検索に対応した求人サイトへ掲載する
の3つが主流な方法だと思います。

2.と3.は初期導入にコストがかかってしまう場合が多いので、比較的簡単そうな1.の方法で掲載をしました。

構造化データをマークアップしよう

必要な情報について

・求人のタイトル見出し
・企業サイトURL
・企業ロゴのURL
・就業場所の住所
・給料
・雇用形態(フルタイム・パート・アルバイト・派遣など)
・詳細な求人情報
・求人情報の掲載開始日

以上の情報が必要です。導入前に確認しておきましょう。
これらの情報を決められた項目へ入力することで、Googleしごと検索へ掲載することができます。

実際にマークアップしてみよう

実際に埋め込んたソースコードは以下になります。
JSON-LDという形式での表記になります。

一目で「うわぁ・・・わけわからん」と思うはずですが大丈夫。
決められた場所に求人情報を書き込むだけなので、見た目以上に簡単です。

それではいってみよう~
<script type="application/ld+json">
{
 "@context" : "http://schema.org",
 "@type" : "JobPosting",
 "title" : "ホームページ関連作業者/販売営業(デザイナー・SEO・営業・ディレクター・エンジニア・企画)",
 "hiringOrganization": {
   "@type": "Organization",
   "name": "株式会社アテンド",
   "sameAs": "https://www.attend.jp/",
   "logo": "https://attend.jp/wp-content/uploads/2016/12/logo.jpg"
 },
 "jobLocation": {
   "@type": "Place",
   "address": {
     "@type": "PostalAddress",
     "streetAddress": "西千手1-1-1",
     "addressLocality": "長岡市",
     "addressRegion": "新潟県",
     "postalCode": "9400086",
     "addressCountry": "JP"
   }
 },
 "baseSalary" : {
   "@type" : "MonetaryAmount",
   "currency" : "JPY",
   "value": {
     "@type": "QuantitativeValue",
     "value": 172319,
     "minValue": 172319,
     "maxValue": 194044,
     "unitText": "MONTH"
   }
 },
 "employmentType" : "FULL_TIME",
 "description" : "<p>高卒以上=学歴よりも人格重視(趣味/好奇心旺盛な方)<br>健康な人、明るくて前向きな人。運動部活経験なお良し。<br><br><strong>デザイナー</strong><br>ウェブデザインの実務経験や、画像や広告などのデザインが得意な方。<br>ディレクターより起案された設計を基に新規やリニューアルなど様々な業種のウェブサイトをデザインします。<br><br><strong>SEO</strong><br>Google Analytics等を活用したサイト解析 / 改善提案が得意で、数字に強い方。<br>クライアント企業の各種マーケティングを一緒に考え、ウェブデータの収集分析から問題分析と課題抽出を行い、主要検索サイトでの上位表示化に必要な施策を行います。<br><br><strong>営業</strong><br>コミュニケーション能力、折衝能力、忍耐力に自信があり、外廻りが得意で健康な方。<br>新潟県内の客先へ訪問し、ウェブサイトやウェブシステム、各種ウェブサービスの提案や販売などを行ないます。<br><br><strong>ディレクター</strong><br>コミュニケーション能力、企画および管理能力があり、様々なウェブコンテンツが得意な方。<br>クライアントからのヒアリングを基にウェブサイトを設計、要件を定義し、関係部署に必要な指示を行うほか、スケジュールやその進捗、品質の管理などを行います。<br><br><strong>エンジニア</strong><br>HTML/CSS、JavaScript、PHP、SQLなどのいずれかが得意な方。ウェブシステム開発経験やサーバー運用経験があれば尚可。<br>ウェブアプリケーションやウェブシステムの設計/開発、ウェブサイトのコーディングやプログラム実装、サーバー運用管理/保守、様々な問題解決などを行います。<br><br><strong>企画</strong><br>世の中のトレンドを敏感に察知・予知できる能力、情報収集・調査・分析力がある方。<br>自社運営サイトの他、各種ウェブサービスの企画や競合調査など、クライアント事業の売上アップにつながる商品の開発を行います。<br><br>■勤務地<br>本社:新潟県長岡市西千手1-1-1アテンドビル<br>新潟支店:新潟県新潟市中央区南笹口1-1-50 アテンドビル3F<br><br>■給与<br>日給月給制 (月額換算・平均労働日数20日)<br>経験内容により手当てあり 見込残業時間月間30時間として<br>高卒172,319円~大卒194,044円<br><br>■待遇<br>昇給 個人のレベルに応じて評価<br>賞与 社全体の業績に依り 年2回 0~3ヶ月程度<br>通勤距離2km以上 最高15,000円まで<br><br>■加入保険等<br>雇用・労災・健康・厚生年金<br><br>■休日<br>月間2回まで土曜出勤(休日出勤)有り・慶弔、年末年始、夏季、年間休日122日<br><br>■福利厚生<br>新年会、歓迎会、育児・介護休業制度、再雇用制度、在宅勤務制度<br><br>■勤務時間<br>所属や業務によって変動 9:00~18:00 / 9:00~19:00 / 月間160時間シフト制<br><br>■提出書類<br>履歴書・写真添付のこと。使用できるソフト名等記載。<br>
作品や仕事の実績などがあれば明記、面接時に拝見します。<br>
思いっきり自分をアピールしてください!<br><br>■備考<br>一般常識試験あり。誠実でビジネスマナーをわきまえている方。試用期間3ヶ月。<br><br>■面接予定日<br>書類選考・随時(午前中) 場所 本社または支店<br>
面接の連絡はメールにて行います。希望日などご相談ください。<br>
※応募書類は、返却いたしません。</p>",<br>
 "datePosted" : "2019-01-29T03:00:00+09:00",
 "validThrough" : "2019-06-30T00:00:00+09:00"
}
</script>
日本語表記されている箇所を見ると、なんとなく住所に関する情報だなぁとか、給与関連はココだなぁと分かっていただけると思います。
フォーマットの宣言を表す部分などは置いておいて、主要な部分を紹介しましょう。

職種名は「title」に入力

「title」と書かれた行に「職務の名称」を入力します。
職務の名称とは「システムエンジニア」や「デザイナー」「データ入力事務」などの事です。求人情報のタイトルではありませんのでご注意ください。

企業に関する情報

求人を募集している企業に関する情報は「hiringOrganization」の部分に設定します。 「name」には企業名を
「sameAs」には企業のWEBサイトURLを
「logo」には企業のロゴ画像URLをそれぞれ入力します。

就業場所に関する情報は「jobLocation」へ

続いて実際に業務を行う場所に関する情報です。
「streetAddress」には町名以降を
「addressLocality」には市区町村を
「addressRegion」には都道府県を
「postalCode」には郵便番号を
「addressCountry」には国コードをそれぞれ入力します。

給与に関する情報は「baseSalary」へ

「currency」には通貨単位、日本円であれば「JPY」
「value」には基本給の金額を入力します。桁区切りはしないでください。

また給料について最高と最低の範囲がある場合は、
「minValue」へ最低額を
「maxValue」には最高額を入力します。
範囲がない場合は、この2行を丸ごと削除でかまいません。

様々な情報を探っていくと、給料に最高と最低の範囲を設定する場合には、基本給「value」の設定は不要とされていますが、実際に動作させるとGoogle Search Consoleにエラーが出ます。
これを解消させるには「value」を設定しなければならないので、入力しておくとベストですね。

「unitText」には“HOUR”(時給)/“DAY”(日給)/“WEEK”(週給)/“MONTH”(月給)/“YEAR”(年給)をそれぞれ入力します。

雇用形態は「employmentType」

フルタイム、パートタイムといった雇用形態についてを入力します。
“FULL_TIME”(フルタイム)/“PART_TIME”(パート)/“CONTRACTOR”(個人請負)/“TEMPORARY”(派遣)/“INTERN”(インターン)/“VOLUNTEER”(ボランティア)/“PER_DIEM”(日雇い)/“OTHER”(その他)
といった選択肢があります。

詳細説明は「description」

職務や必要となるスキル、業務時間などを入力します。
HTMLの記述もできる項目で、段落を追加するにはp要素やbr要素を使います。
またこの項目は「title」と同じにすることはできません。注意してください。
有効なタグはp要素やul・li要素、h1~5の見出し要素、strongやem要素も使用できるようです。

実際にstrong要素を使って一部を太字にしようとしたのですが、Googleしごと検索では太字にはなりませんでした(2019年2月初旬時点)。
HTMLは使えても、見た目の変化を加えることは現状では難しそうです。

求人情報を投稿した最初の日付を「datePosted」へ

Googleしごと検索では、〇日前といった表示で、調べている現在日時から何日前に出た求人情報なのかが表示されます。
その表示に使う為に投稿した日時が必要になるようです。
この表示形式は「ISO 8601形式」という形式で表記します。

これは日付と時刻の表記に関する国際規格です。
表記の方法は「年-月-日T時:分:秒」です。
世界標準規格なので、日本ではプラス9時間して表記させます。
例えば2019年1月1日13時48分28秒の場合は
2019-01-01T04:48:28+09:00 となります。

掲載終了日付は「validThrough」へ忘れずに記載する

掲載終了が未定の場合は設定しなくても良いとされていますが、未設定だとこちらもGoogle Search Consoleにエラーが出ます。
設定しなければならないからといって、何十年も先に設定してしまうのも逆にエラーが出てしまうので、長くとも半年先程度にとどめておきましょう。

基本的に全て必須入力項目

入力しなくても大丈夫という項目がいくつかありますが、設定しなければエラーが出てしまう・・・という項目がいくつかあります。

エラーが出るといっても、情報の表示上ではわからないので特に気になりませんが、管理している方からすると、よくわからないエラーがあると気持ちが悪い物です。
設定できない項目ではないので、あらかじめ設定しておく事を強くおすすめします。

一つずつ注意して入力していけば大丈夫

「JSON-LD?」「ISO 8601形式??」といった単語が出てきますが、焦らなくて大丈夫です。
入力する項目は決まっているので、自社の求人情報と照らし合わせながら、間違いの無いように入力していけばOK!

わたしも「うわぁ…わけわからないよ~」と最初は思いましたが、実際にやってみるととても簡単でした。
一番難しかった所は「職種名」です。
自社の求人情報といっても、細かく分解していくと何処に何を入れるのか?といった整理が難しいと思います。
ですがそれも事前に情報を集めておけば、難しい事もなくなります。
一つずつ注意しながら、この項目はどこに入力するのかを確認するようにしましょう。

更新は即時反映できない

実際に情報を載せて、もう少し書き足したいなぁと思って追記作業を行ったのですが、なかなか反映されませんでした。
公開日時を変えるとどうだろう?とか、Google Search Consoleからクロールの申請をしたらどうだろう?と試しましたが、どれも効果はありませんでした。
結果、2日位経ってから反映されている事がようやく確認できました。

皆さんは掲載前にはチェックをしっかり行って、不足や間違いのないように注意してくださいね。
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