検索で上位表示を狙う時に気を付けたい事

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検索で上位表示を狙うときに気をつけたい事

なかなか上位に上がらない・・・検索対策しなきゃ!は間違い?

Yahoo!やGoogleの検索サービスでなかなか上位に上がらないと困ってはいませんか?
もし1番に表示されれば見てもらえるのに・・・と思いますよね。
確かにその通りで、1番に出てくれば一覧からクリックして、ページを見てもらえる頻度は上がるでしょう。

でもその事と「お問い合わせ数・注文数が増える・良いイメージを持ってもらえる」といったWebサイトの目的を達成できる事は必ずしも直結しません。

エッ!何言ってんのコイツ・・・と思うもしれませんが、ちょっと待ってください。

もしあなたが「今自分が関心のある事」について検索したとき、上位に表示されたWebサイトから順に見ていきますよね。
その中から1番に出ているページを開いて見始めるとします。でも探している情報と違ったらどうでしょうか?または欲しい情報がない・・・とか扱う情報の質が薄いとか・・・そういうページだと分かった時点で「だめだこりゃ・・・」と思って戻るボタンを押して一覧へ戻りませんか?そして別のWebサイトを探し始めますよね。

つまりはこういう事です。
検索して一覧が表示されるという事は、1番目に出ているページしか見る事ができないという訳ではありません。
違うと判断したら次のサイト、また次のサイトへと気軽に移っていく事ができるので、ずっと一つのサイトに留まる理由はありません。

ましてやWebサイトの内容が思っていたのと違えばなおさらですね。

このように、せっかく上位に表示されても、見た人が「いい体験」が出来なければ意味がありません。

休日の旅行先を探していたなら、目的地までのアクセスとか、出発点から目的地までにある見どころとか、現地のグルメ、宿泊先、ツアーパッケージの紹介、目的地でどういった体験ができるかといった、実際に行った自分とその時の気分を想像させてくれたり、「行こう!」と自分の気持ちを高めてくれるような物でしょうか。
ちょっと欲しいと思っていた商品なら、実際の購入者の声とか、手に入れる事で得られる体験を想像させてくれるようなものでしょうか。
不安な事について調べていたなら、その不安を取り除いて安心させてくれる情報かもしれません。

欲しいのはアクセス数だけですか?

例えば検索対策が成功して、毎日2,000人の人に見てもらえるWebサイトになったとします。
でも訪問した2,000人のうち、1,900人が「このサイトはダメだ・・・」と思ってきちんと見てくれなかったら?
実質100人の人にしか、しっかり見てもらえていないという事になります。
恐らくダメと判断した1900人の人はもう訪れないか、もし偶然検索結果から開いたページが「これはダメなページだった・・・」と覚えていたなら、戻るボタンを推して戻るかもしれません。
こういったWebサイトを作るくらいなら、1日に150人にでもしっかりと見てもらえるWebサイトを作りたいとは思いませんか?

このように「訪問数」と「Webサイトの目的を達成した成果」は別です。
当然Webサイトを立ち上げたなら、実際に収益に繋がったり、自身の目的を達成したいですよね。
そしてWebサイトの目的を達成するには「デザイン」の出来にかかっています。

ここで言うデザインは「見栄え」のことだけではありませんよ。
Webサイトの動線やボタンの配置位置、お問い合わせ・予約・注文を受ける方法などの「設計」というデザイン(design)本来の意味合いです。

いくら見栄えが良く、検索表示も上位に出ていても、問い合わせる手段がないとか、情報が理解しにくいとか、文字が読みにくい・読めない、店舗の場所がわからない、商品の購入方法がわからない・・・
もしこういったWebサイトがあったなら、収益につながると思いますか?
サービスや商品に惚れ込んでしまったならあらゆる手段を使って店舗をさがしたり、商品を購入する事もあるかもしれませんが、そういうケースは稀です。
Webサイトを立ち上げる目的を再度確認して、それに合ったデザインをしていきましょう!

訪れる人は無限ではない

2,000人集客しても1,900人が素通りしてしまって100人しか集まらないから、1,000人集める為に10倍・・・20,000人集めるサイトにしよう!!と考えてしまいそうになりますが、そう単純な話ではありません。
これでは単純にダメと判断する人が1,900人から19,000人に増えてしまうだけです。悪評が10倍になるだけです。

飲食店などで考えてみてください。
もし19,000人もの人がコメントで☆0を付けたり、低い評価をしていたらどうなりますか?
そのお店、入りますか?
つまりはこういう事です。

どんなに頑張っても見向きもしない人や素通りしてしまう人は一定数出来てしまいます。
それなら分母を増やせ!と単純に考えてしまいますが、それでは根本的な解決に至っていません。
どうやったらこの素通りする1,900という数を減らせるのかを考えて、Webサイトに反映させていくべきです。

さらに人口には限りがあります。
例えば長岡市の人口は273,826人、106,355世帯だそうです。
(長岡市ホームページより引用 2017年7月11日)
これから長岡市に出張があったり、遊びに行こうと思っている人がいれば総数は伸びるかもしれませんが無限ではありませんね。
このようにWebサイトに訪れる人数は無限ではありません。1日に2,000人集客できるWebサイトだとしても136日で尽きてしまいます。

見てくれる人に向けた情報発信をすれば検索結果はついてくる

検索結果で上位を狙うのは悪いことではありません。
検索する人は1ページ目の上位から見始めて、3ページ目くらい・・・30位くらいまではクリックするそうです。
上位に表示されるほどWebサイトへ訪れる人が増える事は事実ですし、Webサイトが検索結果に表示されなければ、そのWebサイトが存在していない事とほぼ同義です。なので検索結果に表示されるように努力する事は重要です。

でもだからといって検索対策を施し過ぎて、キーワードだらけになった文章や、図解の無い説明・・・商品やサービスをイメージさせる写真や、農作物の生産者の顔など、そういった見る人にとって重要な情報が欠けていては見た人はガッカリするかもしれません。
せっかく上位表示をできたなら、その頑張った結果を見て、Webサイトを作ろう!と思った当初の目的も達成したくはありませんか?

検索エンジンは検索する人が入力したキーワードから、その人に役立つ情報を考えて検索結果として順に示してくれる機能です。
つまりキーワードに関連する情報がきちんと掲載されているか?といった観点からWebサイトを評価しています。
調べている人に役立つ情報であると判断されれば上位に表示してくれるという訳です。

どうしたら満足してもらえるだろうか、内容が充実するだろうか?そうやって考えて作られたコンテンツは情報の質が良くなりますよね。
なので検索対策と見てくれる人に向けた情報発信は、ほぼイコールになります。
見てくれる人が満足する情報を提供できるよう、努力する事は自然と検索対策につながります。

まとめ

極端な例も挙げましたが、利用される方の事を考えず、「とにかく問い合わせが欲しい!買ってもらいたい!」と押し付けるばかりではGoogleの方向性とは合わず、検索結果でも良い結果につながりません。
どうしたら利用者に満足してもらえるだろうか、内容が充実するだろうか?と考えて作られたWebサイトを心掛け、検索対策にばかり気を取られてしまうことの無いようにしてください。

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