前提条件を間違えると食い違うあれこれ

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相手も知っているとは限らない

何かについて話したり、共有して取り組んだりする時には共通の認識がないと食い違う事はよくあります。
「〇〇の事について知っているだろう」とか「〇〇は知っているべき事案だ」とか、そういった「知識を持っている」という前提で話を進めた時、もしもその前提が間違っていると、なんだか話がかみ合わないな・・・という事態になりかねません。

「この作業をして」と依頼しても、自分が当たり前だろうと思っていた方法とは全く違うやり方で作ってしまったために、後から見て「なじゃこりゃ・・・」とあきれたり、怒ったりする方もいるのではないでしょうか。中には「こんな方法もあるのか」と感心する事もあるかもしれませんね。
結果が同じでも、過程や手法が違うという事はよくある事です。

良い方法を知っている側からすれば、何故できないのか?と怒ってしまう事もあると思いますが、そもそも相手もその手法を知っているという前提でいる事自体が間違えているかもしれません。
自分が知っている事が相手も知っているとは限らないからです。

例えば学校でよくある「暗記テスト」
覚えてきなさいと言われて課題を渡されますが、それだけです。
その課題を見ればわかるのでは?と思うかもしれませんが、そもそも「覚え方」が分からない場合もあるのです。
何かを覚えるときにはどうしますか?長期の期間にわたって反復練習をしたり、声に出したり、身体を動かしたり・・・自分に興味のある物に関連付けたりして覚えると思います。
こうした「覚えるコツ」を知らない場合、なかなか覚える事ができません。
どうしたらいいのかを見つけるのが勉強だという考え方もありますが、何のヒントもなしに良い手法を見つけるには時間がかかりすぎてしまいます。

覚え方なんて誰でも知っていると思いがちですが、中にはどうやって覚えたらいいのかわからないという場合もあります。
そんな事まで教えないとできないのか!と思うかもしれませんが、あなたの身に付けたその覚え方は誰から教わりましたか?
自身で見つけたという方もいるかもしれませんが、ふと考えてみると多くは本や授業の中で身に付けた物であると気が付きます。

自分にとっては当たり前としているような事も、相手にとってはそうでない事はよくります。
そもそも育った環境や考え方、性格が違うので、同じ考え方でいる事の方が難しいですね。

相手にきちんと伝える

ミーティングをするという場においては、議題について一定の知識や経験を持っている事が前提となります。
この製品について議論しよう!というミーティングの場の場合、事前に製品の情報を知っていなければ議論ができません。
一度も使った事もないのに、改善点はどこだろう?と質問を投げても的を射るような返答は来ないでしょう。

ルーチンワークをする場合であれば手順を知っているという事が前提になりますね。
手順を知らないで行った為に、作業効率に著しく差ができてしまったり、クオリティに差が出るかもしれません。

こうした場合に「前提」とするものを全く知っていないのは確かに相手に過失があるでしょう。
ですがきちんと伝える事はできていたでしょうか。

伝えるという事は、単に資料を作って渡すだけではありません。
きちんと相手が分かるような形にして説明をして、理解を得て初めて伝えたといえるのでしょう。
少し調べてみたところ伝えるには「知らせる」という意味の他にも「技能・知識を分け与える」「いくつかの事象についての知識を授ける」という意味があるそうです。

前提とするものを改めて考えてみる

どこまでの知識を持っている方に向けて情報を発信するのかを改めて考えなおしてみると、説明のプロセスも大きく変わってきます。
初心者向けなのか、上級者向けなのかなど、組み立てる時にどこまでの知識を持っている事を前提とするのかで、その物の満足度も変わってくるでしょう。

Webサイトに
・自社のサービスを載せる。
・得意としている工法とメリットを載せる。
・製品情報を載せる。
といった時に、どういった方に向けるのか?またその方達はその物やサービスについてどう思っているだろうか?その物についてどういった不安を持つだろうか?という前提とする事を考えてみることが、伝わりやすいコンテンツを作るポイントです。

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