目的と手段を間違えないようにしよう

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目的と手段を間違えないようにしよう

その物事の目的は何だろう

例えばホームページを作る、ポスターを作る、チラシを作る・・・そういった物の目的は何でしょうか?
ホームページ・ポスター・チラシ等の媒体を作る事では?と思った方、残念ながらそれは間違いです。
それぞれの媒体を作るのは、目的を達成するための手段でしかありません。
販売促進・イメージ戦略を行う事で、最終的に得たい報酬へたどり着く為の手段です。

「デザイン」という言葉は「何かを作る事」という意味としてよく間違われますが、本来の意味は「設計」です。
何か行動する時にたどり着きたい「目的(あるいは報酬)」へ向かう為に「デザイン(設計)」をします。

例えば旅行に行こうとした時、目的地を北海道に設定しました。では手段は?車なのか電車なのか?フェリーなのか新幹線なのか?あるいばバスなのか徒歩なのか、馬なのか・・・こういった到着するまでの移動方法や、立ち寄る場所を考えますよね。
こうして「北海道旅行」という旅の設計をすると思いますが、これと似ています。

「この製品を周知して販売したい」という目的があった時、チラシを作る・ポスターを作る・CMを打つ・ホームページを使うなどの「周知する方法」が考えられます。
こうした様々な手段を通じて、目的を達成を目指す。というわけですね。

漠然と「そうだ、ホームページを作ろう」と思ってもなかなかうまくいかない理由はここにあります。
最終的にどうなりたいのか?それを作った後にどういった状態や感情になりたいのかという目的がないまま進めて行っても、効果は薄いものになりがちです。
目的がぼやっとしたままでは、効果的な見せ方や紹介・説明をするのは難しいでしょう。
始める前に「達成したい目的」を明確にして、そこに向かうにはどうしたら効果的なのかを考えるようにしましょう。

なぜそうするのかを考える事で改善すべきポイントが見つかる

なぜ予定を立てるのか。
なぜ期限を切るのか。
なぜこの作業が必要なのか。

こういった「なぜ」を理解しているのとそうでないのでは、同じ行動をしていても効果が変わってきます。

「みんながやっているから」とか「そういう決まりだから」と本来の意味もわからないまま、惰性でやってしまっては、その行動をする意味がどこにもありません。
もしかしたら本質を理解しないままだと、自分ばかりでなく関わる誰かにも迷惑を与えるかもしれません。

例えば予定を立てるのは、自身の為に今後の行動をメモしておく為だけでなく、周囲にも知らせて自身の状況を伝える為にあります。
期限を切るのは、限られた時間の中でやるべき事を処理するためにあります。

こうした目的をきちんと果たせるようになっていなければ、それをする意味がほとんどありません。
例えば「〇月〇日 外出」とだけ予定が立っていたらどうでしょうか?
一日中外出しているのか?行先はどこなのか?とわからない事だらけです。これは「予定を立てる」という手段と目的を間違えているパターンですね。
予定を立てる事が目的になっているので、意味を成さない物が出来上がってしまっています。
もしこの予定を誰かと共有しているなら、相手には何も伝わりません。

また何かの作業をするにあたっても、余計な行動をしている場合もあるかもしれません。
最終的にはどういった形に出来ればいいのか?そこに至るまでにもう少し削れるものはないだろうか?と考えるようにする事でしか、改善点はみつかりません。

何も考えないで日々を過ごしていても、ある日突然改善点が見つかる!なんてのは夢物語です。
それは一見すると素晴らしいアイデアに思えるかもしれませんが、それはただの思い付きです。よく考えてみると本来の目的や意図を果たせない物になってしまっているかもしれません。
もちろんその思い付きは「良いアイデアの種」かもしれないので、思いついて見切り発車するのではなく、本質を見失っていないかを調査してそこからアイデアを煮詰めていきましょう。

思考停止状態にならないようにしよう

思考停止状態に陥ってしまっては、なにも達成されません。
「他の人がこうやっているから自分もこれをする」と他人に乗っかるのも一つの方法かもしれませんが、もしかしたらそれは自身には全く合わないプランかもしれません。

ずっと考え続けるのは無理がありますし、よくありません。
時には休養を取ることも必要でしょう。
ですが考えなさすぎも問題です。
適度に頭を働かせ、思考停止状態にならないようにしないと、いつか取替えしの付かない事になるかもしれません。

デザインは思考の総量

私は昔「デザインの良し悪しは思考の総量が左右する」とよく言われました。また「デザインは思想」とも言われました。
どうしたら良くなるだろうか?
どうしたら伝わるだろうか?
達成したい物事は何だろうか?
見た人にどう思ってもらいたいのだろうか?
どうしたら効果的だろうか?

誰かに行動を起こしてもらいたいから、何かをデザインします。
例えば買うとか、旅行に行くとか、検索するとか、問い合わせるとか・・・こうした目的を達成するには、第三者に自身が目的としている物事へとつながる行動を取ってもらわなければなりません。
そういった目的を達成するために、様々な事を客観的に捉えて、どれだけ考えたか。
それが結果につながるんだよと教えられました。

なんとなく「ポスターを作って」と言われたから作った。ではアマチュアです。また修正作業も膨大でしょう。
その話から、何の為に作るのかをヒアリングして、どういうイメージにしたら効果的なのかを考えて何案か提出するくらいは最低限必要でしょう。

何のためにその行動をするのか?という目的意識をしっかり持って、沢山ある手段を使っていきたいものです。

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