Google検索にAIモードが登場
検索をしたときに、右端に「AIモード」というボタンが表示されていることに気が付きましたか?気が付いたアナタ…さすが…です。
近年、生成AIは目覚ましい進化を続けています。
chatGPTやcopilot、Gemini等々…いろいろなAIを使ったり、見聞きしている方も多いのではないでしょうか。
AIを使って、これまでの検索エンジンよりも直観的で、便利な情報体験を提供する新機能として、「AIモード」が話題になっています。
今回はAIモードについて解説していきます。
リンクではなく“答え”が返ってくる新しい検索
検索したい語句を入力して、ページリンクを辿って情報を探していました。ですがAIモードは、質問に対して「要約された回答」や「文脈に沿った解説」を直接提示してくれるのです。
情報を探す手間を大幅に削減し、知りたい情報を会話形式で返してくれます。
Google AIモードでできること
検索結果の要約複数のサイト情報を統合し、質問に即した形で要約を提示します。
試しにホームページ制作に関する納期や価格をまとめてもらいました。
概要をなんとなく知りたい場合には、時間短縮になりますね。
会話型の検索体験
一度の検索で終わらず、追加の質問を投げかけることで、さらに深掘りした情報を引き出せます。
文章作成や翻訳
検索だけでなく、簡単な文章作成や翻訳にも対応。メール文や記事の下書きにも活用可能です。
ショッピングサポート
製品の比較、レビュー要約、購入時のポイント整理など、買い物の意思決定を助けてくれます。
実は最近、液漏れでBluetooth対応マウスが壊れてしまったので新しいマウスが欲しかったんですよ。ということで比較検討してもらいました。
価格と製品の提示やレビューが一つのページにまとまっていて、検討しやすいです。
具体的な利用シーン
実際にAIモードが役立つ場面をいくつか考えてみました。・旅行の計画
・学習のサポート
・冷蔵庫にある食材を入力して、料理やレシピの提案
旅行の計画は何だか面白そうなので、試しに作ってもらいました。
移動手段や費用、午前・昼・午後・夜と、シーンに分けての提案が出てきました。
博多ラーメンや、モツ鍋もいいですけれど、他にもっと福岡グルメを楽しみたいので、続けて質問してみます。
博多うどん(ごぼう天うどん)!焼きカレー!ごまさば!
なんだかおいしそうですね。
料理名に続けて、どういったものなのか簡単に説明が入っているので、さらに楽しみが広がります。
AIによる検索結果の注意点
AIは確かに便利です。いろいろな情報を素早く整理して、私たちに届けてくれます。ですが、必ずしも正しいとは限りません。
引用元となる情報が誤っていたり、正確でないという事も考えられるからです。
とはいえ、情報収集のスピードが格段に向上させることができるので、検索にかかる時間の短縮や、アイデア出しなどといった活用がメインとなりそうです。
また、専門性の高い情報では、あまりうまく活用できず不十分といった結果になる場合もあります。
AIが出してくれた回答を元に、どういった判断をするのかが重要です。
あくまで決定権や判断は、人に責任があります。
Google「AIモード」がもたらす検索体験の変化
Google検索に新しく搭載されたAIモードは、これまでの「リンクを辿って情報を探す検索」から、「答えを直接得る検索」への大きな転換点となっています。情報収集という検索作業を、AIとの対話による結果の取得へとシフトしていくのでしょう。
情報を探す時間を短縮し、会話形式で深掘りできるのは大きな魅力ですが、一方で「正確性」や「判断責任」は利用者に残されています。
つまり、AIが提示する答えを鵜呑みにするのではなく、参考情報として活用しながら自分で取捨選択することが大切です。
また、今後はGoogleマップやGmailといった他サービスとも連携することで、様々な場面でAIモードを活用できるようになるかもしれません。
もしかするとAIを活用した新しいサービスが生まれるかも?
そう思うとワクワクするとともに、活用する人の資質も問われるようになるのでしょうね。
その一方で、検索エンジン対策(SEO)やホームページの在り方にも影響を与えることは間違いありません。
検索エンジン対策は過去のものになるのか、まだまだわかりませんが、ホームページの制作や運営にも変革が起こりそうですね。
AI時代の検索では、 「AIが示す便利さ」と「人による最終判断」 の両方が欠かせません。
変化の波をチャンスと捉えて、AIとの共存を前提にした情報発信やサイト運営を意識していきたいですね。



