名刺には何故英語を入れたくなるのか

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英語を使うとスタイリッシュに見える?

名刺を見ると、氏名の近くにローマ字表記で読みが入っていることはありませんか?
昔はなんとなく「そういうもんだ」と思っていましたが、学生時代に名刺のデザインをする課題が出た時に「なんでだろう」と疑問を持つようになりました。

そもそも読みを表記するなら、平仮名や片仮名など、日本語でも事足ります。
でもそこにあえてアルファベットを入れて作っているんですよね。

もちろん日本人以外にも名刺を渡す事はあると思うので、英語での表記も必要なのかもしれません。
ですがそれ以外にも他言語へのあこがれや、英語=カッコいいとか、締まって見えるとか、そういった見栄えで使う場合もあるのではないでしょうか。

学生時代に名刺を作る課題をした同級生の名刺を並べてみると、指示していないのに皆英語が入っていたのは驚きました。
先生からも英語を使いたくなるのはわかるし、「締まって見えるけど、それは逃げだね」といわれた事を今でも覚えています。

漢字ばかりだと素っ気なく見える

一般的な名刺は「55 × 91 ミリ」の大きさです。
実際に作ってみると、スペースの使い方が難しく、掲載する文字情報の優先順を間違えてしまうとアンバランスなものが出来てしまいます。紙面が小さいから難易度も低いと思われるかもしれませんが、小さいからこそ、文字と余白のバランスをとるのが難しいんです。

その小さな用紙に必要な文字情報を入れていくと、日本人向けの名刺であれば、氏名・社名・住所などの日本語での情報を優先的に入れますよね。
必要な情報を入れ、いい感じに見えるように文字の大きさを調整していくと、小さいと思っていた用紙が広く見えてくるんです。
開いたスペースがとても不恰好に見えてくると、他にも情報を入れたくなり、次に入れる情報は氏名の読みしかなくなります。

日本人の多くは人名に漢字が使われます。
ときどき名前は平仮名という方もいますが、苗字は漢字である場合がほとんどでしょう。
また住所にも漢字が多く使われます。
ここまで漢字を多用してくると、ゲシュタルト崩壊したように見えてきます。
そこでバランスをとるのにアルファベットを使って、テンポを変えたくなるのでしょう。

私もホームページの制作をしていて、ページメニューでは特に英語表記を加えたくなることがあります。
なんだか漢字・平仮名・片仮名だけだと素っ気なく見えてしまい、アルファベットを入れてテンポを変えたくなる時があります。

アルファベットを使うことは何も悪いことはありません。
但し、表記を間違えないようにする必要があります。
さらに日本語の意味と英語の意味が合うように訳す必要性もあります。

誤用してしまうと、間違って伝わってしまうので、慎重に意味を調べて使う様にしましょう。

時々、外国人が来ている漢字Tシャツ・・・
意味不明な物から、痛々しいものまであって、「なんでソレを選んだの?」と思ってしまう事はありませんか?
「読めないから仕方ないよね」とはわかっていても、残念な気持ちになってしまいます。

日本語であればアジア一部でしか使われていないので、世界規模から見れば読める人も少なく、間違えるのは仕方ないのかもしれません。
ですが英語は共通言語として認識されています。
かなりの大部分の地域で読める文化が広まっているので、間違えて使ってしまうと、後で大変な思いをするかもしれません。
英語を使ったり、アルファベットの表記をする際は調べてから使う様にしてみてはいかがでしょうか。

まとめ

見慣れた日本語よりも、見慣れないアルファベットの方がカッコよく見える事や、書体が豊富な事も理由の一つかもしれません。
いずれにしても使う場合には、本当に日本語と意味が合っているのか?
スペルミスはないか?と慎重に使う様にしましょう。

また文字表記の大きさにも注意が必要です。
アルファベットでの表記を大きく、日本語を小さくするとどうしても英語に目が行ってしまいます。
すると一目でわからないばかりか、読んでもわからない・・・Webであればどのボタンを押したら目的のページにたどり着くのかわからない・・・という現象に陥ってしまうので、使い方にも注意しましょう。

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