文化によって異なる色の印象

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文化によって異なる色の印象

文化が違えば色に持つ印象や意味も異なる

多言語対応をさせる時の注意点について、以前書いた事があります。

多言語サイトを作る時のポイントと、本当の意味でのローカライズ

この中で少しだけ触れていた「色」について掘り下げてみようと思います。

色は何かをデザインする。作る。という時に欠かせない要素の一つです。
例えば強調したいから赤を使うとか、洗練されたとか高級感を出したいから「黒」にするとか、清潔なイメージを出したい時には「白」といった具合ですね。

こうした様々な色に対するイメージは、自身の経験とか、様々な教育の過程で知らず知らずのうちにで身に付く物です。
ですが当たり前と思っている色に対するイメージについて、世界のどこでも通用すると思っていると、思わぬ障害に見舞われる事もあります。

それでは、いくつか色をピックアップして、色に対して地域でどんなイメージを持たれているのかを紹介していきましょう。
誠実・知的・冷静といったイメージをされる事から、企業サイトなどの信用を第一とするようなデザインに好んで取り入れられる色です。
また、悲しさ・寂しさ・冷たいといったイメージもありますね。
世界ではどうなのかを調べてみました。

欧米:希望・忠実・優秀・憂鬱・わいせつ
西洋:信頼・安全・孤独
イラン:空・精神・喪

欧米では、成人向け出版物の検閲では青色でチェックをしていた事が理由となり、青にはわいせつなイメージがあるそうです。
イランでは喪のイメージがある事にも驚きです。
爽やかそうな色に見えるけれど、文化によって受ける印象が全く違う事には興味がわいてきました!
それでは、もう何色か調べていきましょう
情熱とか、活発といったイメージや、攻撃的・怒り・危険といったイメージがあるかと思います。
このイメージは多くの国で共通の様です。

欧米:愛・情熱・血気・興奮
西洋:愛・エネルギー・興奮・危険
中国:幸福・吉祥・熱烈・発展・成功・順調・成就
インド:純粋・官能・スピリチュアル

ちなみに日本では赤は女性、青は男性というイメージを持つことが多いです。これは、トイレなどの案内表示によく使われているからかもしれませんね。
狩りに出かける男性は空のイメージから青、女性は果実などの収穫を行うので赤。という古来のイメージがあるようです。
ですがこれは日本特有のもので、多くの国では「Women /Men」といった文字表記や、アイコンでの区分けのみで、色はどちらも同じ物をつかう場合が多い様です。
確かに、建物によってはトイレ表示の色で赤/青を使わなくてはならないという制約があると、統一感に欠けたりしますので納得です。
また、日本とは逆に赤は男性、青は女性で表示されている国もあるそうです。
盲目的に色だけを見て判別すると、厄介なことになりそうですね・・・注意が必要です。
草木が緑色な事もあって自然とか、新鮮・若さといったイメージのある緑。
また、強調・癒しなどの穏やかなイメージもあります。
欧米では毒とか怪物といったイメージも持たれています。

毒と言えば日本では紫のイメージがあります。これは食文化の違いからきています。
野菜類は腐ると紫色になり、肉類は緑色に変色します。
菜食文化と肉食文化の違いから、毒といわれて連想するイメージが違うのかもしれません。
そういえば洋画を見ていると、怪物の血は緑色ですね。なんだか納得してしまいました。

欧米:活気・歓喜・若い・嫉妬・毒・怪物・不気味
西洋:若さ・肥沃・新しい生命
イスラム:国の繁栄・神聖
黄色
非常に陽気なイメージを持つ方が多い色なのではないかと思います。
例えば、希望や豊かさ、好奇心といったアクティブでプラスなイメージを持つのではないでしょうか。
ですが欧米では「裏切り・卑劣・臆病」といった意味合いになってしまったり、中国では「いかがわしい」イメージがあるそうです。

西洋:幸福・陽気・前向き・暖かみ・喜び・希望・注意
エジプト:幸福・幸運

中国での黄色に対するイメージに違和感を感じたので、少し調べてみました。
本来、黄色は高貴な色として扱われていましたが、海外から入ってきた出版物が原因となり、「いかがわしい」というイメージに変わってしまったそうです。
清潔・神聖・無垢など、プラスなイメージを持つ方が多いかと思います。
一方で海外では、病気・幽霊など、なにやら真逆で不吉なイメージを持つ国も多くあります。

例えばこんな感じ・・・

欧米:純潔・潔白・真実・降参
西洋:純粋・エレガンス・平和・清潔
中国:高潔・純潔・清潔・高貴・陰湿・極悪・葬式・不吉・死
ベトナム・ヒンドゥー:葬式・不吉・死

海外向けのサイトで清楚なイメージを与えたい!と思って安易に「白」を使う事は危険かもしれませんね。
光沢をもたせた黒は高級感がありますよね。また、自信・洗練といった印象の良さそうなイメージと、恐怖・孤立・不吉といった負のイメージもある色です。

欧米:高価 優雅 高貴・死・不吉・陰険・失望
中国:負・違法・闇
中東:転生・哀悼
アフリカ:年齢・成熟性・男性的

およそ日本と同じような意味合いで捉えられているようですね。
アフリカでは成熟性といったものもありますが、バナナなどの果実が成熟していくと徐々に黒くなってゆく所から来ているのかもしれませんね。

地域別にサイトを作る時には色にも注意

日本をメインターゲットとした物であれば問題にならないと思いますが、海外をメインとした場合、その地域に合った色を使っていく必要がありそうです。
海外への対応を考えると、第一に言語の対応へ注意が向きますが、色や表現といった物にも地域性があるので、無視してはならない要素といえます。

当たり前と思っていた色に対する印象が、どこでも同じという事ではないのには驚きもありますが、調べていて楽しい時間でした。
良かったら様々な色のイメージについて調べてみると楽しいですよ。是非!

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