ファイル名の上限について
突然ですが、パソコンでファイルに名前を付ける時、文字数に上限があるかもしれないと考えたことはありませんか？
恐らくファイル名に何文字まで設定できるか、という事を全く意識していない方が多いのではないでしょうか。
私も最近まで全く気にしていなかったですし、上限があるとも思っていませんでした。
ところがファイル名が長すぎてエラーが出てしまうケースに遭遇したんです・・・
ファイル整理をしていた所、ファイル名が長すぎて作りたい構造にすることができなかったのです。
その時に初めて思い至りました「ファイル名には上限がある」という事に・・・
文字数は260文字まで
調べてみるとWindowsでは260文字まで入力できるそうです。macだと制限がなさそうです。
だからといって実際のファイル名を260文字にしてはいけません。
何故なら、ファイルを入れるフォルダ名なども含めての文字数も含まれるからです。
ファイルを保存する場所・フォルダを示す「C:\Program Files\<ファイル名>.txt」といった文字列全体で260文字までとなるので、やたらと長い名称は付けないようにしましょう。
そもそも260文字もファイル名に付けるようなケースはほぼ無いとは思います。
そこまで付けたら名前ではなく作文になってしまいます・・・（長い名前といえば「じゅげむじゅげむ・・・・・」くらいしか思いつきませんが）
ファイル名を作文にしなければわからなくなるような名づけは、そもそもが良くないので見直す必要があります。
また1ファイルだけでは文字数制限に達することもないかと思いますが、フォルダを入れ子にして更に細かく分類して・・・とやっていくと文字数制限に引っかかる可能性はどんどん上がります。整理好きな方は要注意です。
半角全角関係なく260文字まで
ここで気になったのが、半角で260文字なのか？全角で260文字なのか？という疑問です。
もし、半角で260文字が上限なら、日本語などの全角文字では130文字しか入力できないことになります。
反対に全角で260文字が上限なら、半角文字は倍の520文字入力できることになります。
そこで、調べました。便利な時代ですね、Google先生で一発で解決です。
その結果「半角・全角文字のどちらも1文字としてカウントする」という事がわかりました。
これはわかりやすい！
半角で何文字入れたから残りは・・・と考える必要もありません！！
ファイルの受け渡しも考慮した文字数にする
macではファイルの文字数に制限がないといった情報がチラホラ見つかります。だからといって何文字でも使えるからいいやー！と習慣化してしまうと危険です。ファイルは様々な環境で開く事を想定しておく必要があるからです。
macで作ったファイルをWindowsへ持って行った時、互換性のあるソフトで見ようと思っても、文字数制限にかかって動作しない・・・見る事ができない・・・という事もあります。
仕事で使うファイルの場合、お客様へ渡したら見れなかった・・・という事の無いように注意が必要です。
ファイル命名は慎重に
無計画に名付けをしていくと、どうしても煩雑になってしまいます。
その結果、ファイル名がやたらと長くなってしまうという結果につながる危険性があるので、命名は考えてから行うなどの注意が必要です。
Webの仕事をしていると、ロゴ画像のファイル名を考えて・・・トップページで使っている画像のファイル名を考えて・・・階層ページのフォルダ名を考えて・・・加工した画像ファイル名を考えて・・・と命名する機会が沢山あります。
正直名付けにうんざりする事もあるのですが、初めにきちんと考えてルール化しなければ、後々大変なことになってしまう事を経験からわかっていますので、名付けには慎重です。
後から見て、どれが最新のファイルなのかわからない・・・どこにしまったかわからない・・・という事のないよう、整理整頓するようにしましょう。
長いファイル名を使って未来の自分に向けてのメッセージにするのも面白いかもしれませんが、アイコンで見ると途中で省略されたり、読みづらかったり・・・そもそも読まなかったりするので、適当につけすぎる事の無いように注意してくださいね。
