求人サイトには最新の募集情報を掲載しているものの、会社ホームページの採用情報は数年前のまま。
そんな状態になっていないでしょうか。
採用活動を始めると、求人サイトや求人検索サービスの更新が優先され、自社ホームページの採用ページまでは手が回らないことがあります。
ただ、応募を考えている人が見ているのは求人情報だけではありません。
会社名を検索し、
「どんな会社なのか」
「実際にはどんな仕事をするのか」
「どんな人が働いているのか」
「自分に合いそうな職場なのか」
といったことをホームページで確認する人もいます。
そのとき、採用情報が古かったり、求人サイトと内容が違っていたりすると、「どちらが正しいのだろう」「今も募集しているのだろうか」と迷わせてしまいます。
また、採用情報で注意したいのは、応募前の離脱だけではありません。
仕事内容や職場の様子が十分に伝わっていないと、入社後に「思っていた仕事と違った」というミスマッチが起こる原因にもなります。
今回は、採用ページを見直す際に確認しておきたいポイントを紹介します。

今も募集しているのか分かる状態になっていますか?
まず確認したいのが、現在の募集状況です。
数年前に掲載した募集要項がそのまま残っていると、
「まだ募集しているのか」
「以前の求人が残っているだけなのか」
が分かりません。
現在も募集中であれば、募集職種や応募方法が分かるようにしておきたいところです。
反対に募集を終了している場合も、古い募集要項を残したままにするのではなく、「現在は募集しておりません」と案内するだけで状況が分かりやすくなります。
採用ページを残しておき、募集状況だけを更新する運用でも問題ありません。
求人媒体とホームページの内容が違っていないか
採用条件が変わった際、求人媒体は更新していても、ホームページまでは修正していないことがあります。
例えば、
- 募集している職種
- 仕事内容
- 給与や手当
- 勤務時間
- 休日・休暇
- 勤務地
- 福利厚生
- 必要な資格や経験
- 応募方法
- 選考方法
などです。
求人媒体には現在の条件が掲載されている一方で、ホームページには以前の給与や勤務時間が残っていれば、応募する側としては判断に困ります。
採用条件を変更した際は、求人媒体だけでなく、自社ホームページも一緒に確認しておくと安心です。
職種名だけでは仕事内容が伝わらないこともあります
採用ページを見直すときは、情報が新しいかどうかだけでなく、仕事内容がきちんと伝わっているかも確認してみてください。
職種名が、
「営業スタッフ募集」
「製造スタッフ募集」
「事務スタッフ募集」
とだけ書かれていても、実際の仕事まではなかなか想像できません。
同じ営業職でも、新規のお客様への提案が中心なのか、既存のお客様への対応が中心なのかで仕事は大きく違います。
製造スタッフでも、
「どんな機械を扱うのか」
「最初はどんな仕事から始めるのか」
「一人で作業することが多いのか」
「周囲と相談しながら進める仕事なのか」
といった情報があるだけで、仕事のイメージはずいぶん変わります。
社内では当たり前になっている仕事内容も、初めて会社を知る人には分かりません。
募集要項を掲載するだけでなく、普段どんな仕事をしているのかを少し具体的に説明してみると、伝わりやすい採用ページになります。
採用ページはミスマッチを減らすためにも使えます
採用ページというと、「応募を増やすためのページ」と考えがちです。
もちろん応募につなげることは重要ですが、会社や仕事について応募前に知ってもらい、お互いの認識のズレを減らす役割もあります。

仕事内容のミスマッチ
仕事内容の説明が少ないと、求職者は求人票に書かれている情報から自分なりに仕事を想像します。
その結果、入社してから、
「思っていた仕事と違った」
「想像以上にお客様とのやり取りが多かった」
「こういう作業も担当するとは思わなかった」
と感じることがあります。
仕事内容だけでなく、一日の仕事の流れや入社後に最初に担当する仕事などを掲載しておくと、働くイメージを持ってもらいやすくなります。
職場環境のミスマッチ
給与や休日といった条件だけでは、職場の雰囲気までは伝わりません。
実際の職場や社員の写真を掲載することで、イメージしやすくなります。
例えば、
- 実際に仕事をしている様子
- スタッフ同士が働いている様子
- 工場や店舗、事務所の様子
- 仕事で使用する設備
- 休憩スペース
などです。
採用ページに使っている写真が何年も前のものであれば、現在の職場と違いがないか一度確認してみてもよいでしょう。
社屋が変わった、制服が変わった、設備が新しくなったといった変化があれば、写真を撮り直すだけでもページの印象は変わります。
求める人物像のミスマッチ
会社側では、
「経験より人柄を重視している」
「周囲と相談しながら仕事を進められる人に来てほしい」
「一つの技術をじっくり身につけたい人に向いている」
と考えていても、ホームページに書かなければ応募する人には伝わりません。
どんな人に向いている仕事なのか、会社としてどんな考え方を大切にしているのかを紹介しておくと、求職者自身も「自分に合いそうか」を考えやすくなります。
応募の数だけでなく、会社と仕事を理解したうえで応募してもらうことも、採用ページでは意識したいところです。
良いところだけを書く必要はありません
採用ページだからといって、会社の良いところばかりを並べる必要はありません。
仕事によっては繁忙期があったり、屋外作業があったり、覚えることが多かったりします。
そうした部分をまったく伝えずに応募してもらうよりも、実際の仕事として知っておいてほしいことは、事前に伝えておいた方がお互いに安心です。
例えば、
- 忙しくなりやすい時期
- 最初に覚えること
- 仕事で難しいと感じやすい部分
- 一人前になるまでの目安
- その先にある仕事の面白さ
- どんな人が活躍しているか
などは、採用情報として十分に役立ちます。
「大変な仕事です」と書くのではなく、仕事の実態と、それを乗り越えるための教育やサポートまで紹介できると、より現実的な仕事内容が伝わります。
社員紹介があると、働く姿を想像しやすくなります
募集要項だけでは伝えにくい情報を補えるのが社員紹介です。
社員紹介では、
- 現在担当している仕事
- 入社したきっかけ
- 仕事のやりがい
- 大変だと感じること
- 入社して驚いたこと
- これから応募する人へのメッセージ
などを掲載できます。

会社からの説明だけでなく、実際に働いている人の言葉があることで、入社後のイメージを持ってもらいやすくなります。
採用活動を継続している企業であれば、採用ページの更新にあわせて社員へのインタビューや写真撮影を行うのも一つの方法です。
一度に何人も掲載する必要はありません。
まずは一人、二人から始めて、少しずつ内容を増やしていくこともできます。
求人媒体と会社ホームページは役割が少し違います
求人媒体は、勤務地、給与、休日、職種などの条件から会社を比較するのに便利です。
一方、会社ホームページでは、求人票だけでは伝えきれない会社の情報を詳しく見せることができます。
例えば、
求人媒体で会社を知る
↓
会社名を検索する
↓
ホームページで仕事内容や会社の雰囲気を確認する
↓
応募する
という流れです。
採用ページだけでなく、会社案内、事業紹介、スタッフ紹介、施工事例や実績など、ホームページ内のさまざまなページが応募前に見られる可能性があります。
そのため、採用ページだけを単独で考えるのではなく、「応募を考えている人がホームページ全体を見たときに、どんな会社に見えるか」という視点も持っておきたいところです。
採用ページは小さな修正からでも始められます
採用ページを見直すからといって、最初から採用サイトを新しく作る必要はありません。
現在のホームページを使いながら、
- 古い募集要項を修正する
- 募集終了した職種を整理する
- 応募フォームへのリンクを分かりやすくする
- 仕事内容の説明を追加する
- 職場写真を新しくする
- 選考の流れを掲載する
- よくある質問を追加する
- 社員紹介を追加する
といったところからでも始められます。
採用する職種が増えたり、年間を通して採用活動を行うようになったりした段階で、採用専用ページや採用サイトとして整理する方法もあります。
まずは、現在掲載されている採用情報と、実際の採用活動にズレがないか確認してみてください。
応募する人の目線で採用ページを確認してみましょう
長く運用しているホームページほど、掲載している側は内容を見慣れてしまいます。
一度、初めて会社を知った人になったつもりで採用ページを見てみると、直した方がよい部分が見つかるかもしれません。
例えば、
「今も募集していると分かるか」
「求人媒体と条件が合っているか」
「実際の仕事内容を想像できるか」
「どんな人が働いているか分かるか」
「職場の様子が見えるか」
「どんな人を求めている会社なのか分かるか」
「応募方法がすぐに見つかるか」
といった点です。
採用情報が古いことで起こるのは、「応募が来ない」という問題だけではありません。
会社や仕事について十分に伝わっていなければ、応募後や入社後に認識のズレが生まれることもあります。
採用ページを、募集要項を載せておくだけの場所ではなく、応募前に会社と仕事を知ってもらうためのページとして、一度見直してみてはいかがでしょうか。
採用ページの更新・コンテンツ制作もご相談ください
アテンドでは、現在のホームページを活かした募集要項の修正から、採用ページの追加、社員紹介、写真撮影、採用サイト制作まで対応しています。
「採用情報が何年も前のままになっている」
「求人媒体とホームページの内容を合わせたい」
「仕事内容や会社の雰囲気をもう少し伝えたい」
「応募後のミスマッチを減らしたい」
といった場合もご相談ください。
現在のホームページを確認しながら、まずどこを更新するべきか、どんな情報を追加するとよいかというところから整理できます。



